希少であること。

珍しいこと、稀なこと、またそのさま。
ぼくは良く<希少>に惹かれます。
その様にありたいと思う事もあるくらいです。

時として希少は難しくもありますね。
若干ですが悩んでます。

※以下抜粋です※

ピンツガウアー
そのゴッツいような可愛い様なたたずまいは、四駆フリーク、軍用車フリーク
の間ではウニモグと双璧を成すマニア向け人気車です。

そのメーカーであるシュタイアー・プフは老舗中の老舗。
1899年にヨハン・プフが創業しました。
社名の前部分の由来はオーストリアのシュタイアーマルクが創業の地だからで
す。

そう!この車は当メルマガでも初物のオーストリアメーカーなんです。
そして車名も含めて出てきたカタカナ全ての響きがなんだかドイツっぽいのは、
ドイツと隣接するオーストリア公用語がドイツ語、という訳です。

そんなドイツの香りの強いこのメーカーは、メルセデスのゲレンデバーゲンの
生産に関わっていたり、その4WDへの技術の高さから世界中の有力メーカー
から開発や生産の依頼が来るほどです。

そんな他社からの依頼の多いメーカーですが、本題のピンツガウアーは、設計、
製造など全てプフにて行われた車です。

ハフリンガーの後継、改良として、よりコンパクトでありながら性能をキープ
する事を目指して
1965年より開発が始まり、
1971年に生産が始まりました。

そのコンセプトをキープしたまま、2000年までのロングライフ・モデルと
なったのは、ピンツガウアーのその優れたオフロード走破性能、操作性、収容
能力、丈夫さ、万能性が認められたからに他ありません。

バックボーン型のセンターチューブシャシはドライブトレーンを守る独特の構
造を持ち、エンジンは空冷4気筒の2.5Lで87馬力を発生。
トランスミッションはZF製を採用。
1トン〜2トン超えの積載容量を持つのも大きな特徴です。

1988年に大幅に改良されたレイトモデルでは、幅広にして安定性を増し、
VW製ディーゼルターボエンジンの採用など、パワーアップと同時に環境にも
対応した仕様となっていました。


そのラインナップは車輪の数、トップ形状などで分かれており、4WD、
6WDにそれぞれキャンバストップやメタルトップが在ります。

710、712、716や718などの数字とMやKやTなどのアルファベッ
トを組み合わせて、「710M」(4輪のキャンバストップ)などと表現します。


用途としては軍事輸送車は勿論のこと、武装車や消防車、救急車など日本では
まず見ませんが、海外では幅広いニーズに対応するベースとなっています。
ヨーロッパを旅行した方なら、観光ツアーカーに使われているのを見た人も居
られるのではないでしょうか。

日本では数は少なく、マニアック度ではウニモグを凌ぎますね。
入手難易度は 4 くらいで、価格帯は150万円〜300万円が多いと思い
ますが、500万円を超える売りもあります。


私は過去に一度ピンツガウアーが主演(?!)のビデオクリップを見ましたが、
凄く面白かったです。
超傾斜やデコボコを激走するのは序の口で、水陸両用車さながら水に入ってい
ったり、ヘリコプターに吊り下げられて空から着地したりなど、見所満載でし
た!
興味の有る方は探してみてはいかがでしょうか。


 Steyr-Puch Pinzgauer 710 M 4x4
ボディーサイズ: 4175×1780×2045mm
ホイールベース: 2200mm
重量: 1960kg
エンジン: 空冷直列4気筒OHV
排気量: 2499 cc
ボア×ストローク: 92×94mm
圧縮比: 7.5:1
燃料供給: ゼニス(又はソレックス)36NDIX×2
最高出力: 87PS/4000rpm
最大トルク: 18.5kgm/2000rpm
燃料タンク容量: 75L
最高速度: 100km/h
ブレーキ(前/後): ドラム/ドラム
タイヤサイズ: 前後245-16 6 PR