LEXUS LS600h  ハイブリッド ※ビフォアー アフター のビフォアー編※

ビフォアー編ということで、早速抜粋です。

パワートレインの説明なぞ、もはやクルマではないような・・・

LS600h(UVF45)
2007年5月17日、LSにハイブリッド仕様の「LS600h」と同ロングホイールベース車の「LS600hL」を追加。「LS600hL」の本体価格(税込)は1,330万円と1,510万円(リヤセパレートシート仕様)の2タイプで、発表当時は日本車の最高価格車であった(その後、量産仕様の日本車としての最高額は「LFA」の3,750万円である)。また、「LS600h」標準グレードの本体価格はガソリンエンジン車の「LS460」と比べてみると、AWD機構や、世界初採用で発売当初は高額であったLEDヘッドライトの搭載を考慮すると、ハイブリッド化に伴う純増分は100万円強となる。
グレード体系は、標準仕様・「version-S」・「version-U」と「I-package」の設定がある(LS600hLには設定なし)。

パワートレーン
エンジンはLS460の4.6L(1UR-FSE)からボアアップした5.0L V型8気筒DOHC(2UR-FSE)に換装されており、最高出力290kW(394ps)/6400rpm、最大トルク520N・m(53kg-m)/4000rpmを発揮する。

ハイブリッドシステムに使用されているモーターは、同じくハイブリッド仕様の「GS450h」が最高出力147kW(200ps)、最大トルク275N・m(28kg-m)なのに対し、LS600hでは最高出力165kW(224ps)、最大トルク300N・m(30.6kg-m)に強化されている。モーターの基本構造は変えず、モーターの電流値をGS450hでは最大200A程度であったものを、LS600hでは300A程度まで高められ、高出力・高トルク化を実現している。この際、モータの電流値増加に対応するため、パワーコントロールユニットのパワー素子の冷却方法も改良されている。

GS450hは金属板にパワー素子を貼り付けて下側から水冷していたが、LS600hではパワー素子をアルミニウム合金製の水冷通路でサンドイッチして素子の両側を水冷する構造とした。

この高出力モーターと、5.0LのV8エンジンとの組み合わせにより、システム出力(エンジンとモーターにより、システム全体として発揮できる出力)は実に327kW(445ps)にも上り、2.4t以上の重量級の車体にもかかわらず、追越し加速(40→70km/h):2.5秒 発進加速(0→100km/h):5.5秒(いずれも、トヨタ社内測定値)のパフォーマンスを示す。

ハイブリッドのメカニズムはトヨタプリウス」などと基本的には同じものであり、動力分割機構・モーター・ジェネレーター(発電機)で構成されたトランスミッションに、2段変速式リダクション機構を有している。この動力分割機構をによってジェネレーターの回転を自在に変化させ、ギヤ比を無段階にコントロールし滑らかな走りを実現する電気式の「無段変速機CVT)」として機能させているのが特徴である。

また、トランスミッションに組み込まれた2段変速式リダクション機構はGS450hと同様、低速域から高速域までの幅広い速度域で、モーターの効率の良い領域を使用できる。発進時や低速域での加速時は、2段変速式のローギヤを使用することで、力強い加速性能を実現するとともに、中・高速域では、2段変速式のハイギヤを使用し、高速クルージングに対応するのとともに、効率のよいエネルギー回生が可能になった。AWDのLS600hでは、FRのGS450hやFFのプリウス等に対して、4輪全てで回生を行うため高効率と安定した制動性能を実現することが可能となった。GS450hでは採用されなかったEVモードも採用され、フル充電状態では約1km程度(約40km/h以下)でモーターのみでの走行が可能となり、早朝や深夜の住宅街などでさらに静かに走ることができる。
ハイブリッド用バッテリーは、車室内空気とリヤクーラーの冷気を活用した冷却制御により、冷却性能を高めるとともに、小型・高密度化してリヤシート後方の荷室スペースに配置されている。

足回り
この圧倒的なパワーを路面にあますことなく伝えると同時に、あらゆる路面状況で安定した走行を実現するために、駆動方式はGS450hのFRとは異なり、センターデフにトランスファーを介したトルクスプリット型LSD(新開発の超小型のトルセンLSD)方式のAWDとなる。このAWDの駆動配分方式はハイテク満載のLSとしては意外な感もあるが、電子制御を一切介さない完全メカニカル方式である(ただし、車両統合制御システムVDIMとの組み合わせにより4輪独立の電子制御が常に行われており、運動性能と予防安全性を両立させている)。

このAWDは、3種類の前後輪トルク配分を状況に応じて切り替えることにより成立させている。通常走行のトルク配分は40:60として、FRと同等以上の加速感を実現しており、コーナリング時や加速時には、さらに後輪寄りの30:70のトルク配分として、ダイナミックな操縦性を実現している。また、雨道や雪道などで、前後輪でトルク差が発生した際にはトルク配分を50:50として、スタビリティを最大限に発揮させつつ、AWDとは思えないような自然なハンドリングを実現している(後に、同方式のAWDモデルがLS460/LS460Lにも追加されている)。

LS460/LS460Lに比べ大幅に重量が増加するため、全車にはLS460「Version-S」が採用する大径4ポッドアルミモノブロックブレーキキャリパーと大径ディスクローター(前357φ、後335φ)が流用され、ブレーキ性能の向上が図られている。加えて、「version-S」には19インチアルミホイール&タイヤと、トヨタ自動車としてはGS450hで初採用された電動アクティブスタビライザーが搭載(ちなみにLS460の同バージョンには非搭載となるのが460と600hの唯一の違いである)されて走行性能を向上させている。

インテリア
インテリアは基本的にはLS460/LS460Lとほぼ同一である。大型2連式メーターには、本来、ハイブリッド車には必要ないとされるタコメーターも装備されており、アイドリングストップ時のみならず、モーターのみの走行時にもタコメーターが0rpmを示すことがあり、ハイブリッドシステムインジケーター以上に、ドライバーにハイブリッド車であることを意識させる計器となっている。
エクステリア
2007年当時、市販車としては世界初採用となるLEDヘッドライトをロービームに搭載している[1]。構造としては、3眼一体型のプロジェクターランプと小型反射鏡(パラボラリフレクター)の4ユニットで構成されている。 これは、小糸製作所が開発・製造したものであり、後に、プロジェクターランプ部分を流用したと思われる後付のLED式のフォグランプ小糸製作所の自社ブランド品として発売されている。後にこのLEDヘッドライトはコストダウンが進み、2009年以降には「RX450h」、「HS250h」、トヨタ「SAI」、「プリウス」(3代目)などにも採用された。ただ、LS600hのライトよりユニット数を減らしたり、左右のLEDの色温度のばらつきなどを管理していないなど、コストダウンが図られた仕様となっている。

以上抜粋

浦安市M様宅へお引き取りへ
道中撮影画像です。


道路工事ではなく、3.11の復旧工事なんですね。

当時は大変な液状化により水の街と化していたそうで・・・
私も当時近くに伺う機会がありましたが、平衡感覚を失う街並みや、余震に恐怖した記憶があります。
とはいえ、まだまだ復興の途中。

津々浦々とは申しますが、元来の意味での(復興)することの意味を考えてしまいます。

それではおまけ的なビフォー画像になります。



左リヤドア及び下部ロッカーパネルの損傷です。

アフター画像を完成後にアップしようと計画中なのです。